40s a Go - Go ! 〜ゴン攻めで40代

40過ぎて人生仕切り直し

4 通訳・翻訳学校でビジネス英語を学ぶ

これまでのあらすじ

1 離婚を決意

blog.hatena.ne.jp

2 離婚への始動準備

blog.hatena.ne.jp

3 40歳直前の就活

blog.hatena.ne.jp

 

 

きついアルバイトを半年ほど続け、お金の目処がついたので、学校へ通うことにしました。

離婚を決心して早1年が経っていました。

 

ビジネス英語を学ぶため、毎週土曜に横浜の某語学学校へ通うことにしました。

こちらは通訳・翻訳者養成コースがメインですが、ビジネス向けや初級者向けのコースもありました。下の子のお迎えがいらなくなったので、コールセンターのアルバイトは朝8時から昼2時のシフトに変え、日曜は朝から夕方まで働きました。

私は「通訳メソッドを利用したビジネス英語講座」という3ヶ月のコースを受講。初学者向けコースでしたが、当時の私には十分刺激的でした。毎週土曜の2時間、学校に通うのが楽しみでした。周りの生徒さんと刺激しあったり、相対的に自分のレベルをなんとなく把握できたことはプラスでした。

ただ、商談の英語やプレゼンの英語、というシチュエーションの英語は、当時の私には無縁というか、どう考えても別世界の言語でした。講義中ふと

 

「こんな英語を使う日が、果たして私に訪れるのか? コールセンターのバイトなのに」

 

とうっすら不安に思うこともありました。

 

通訳訓練がベースのクラスだったので、授業では英語を聞きながら発語することが多かったのですが、これはアメリカ帰りの私はうまくこなせました。発音だけはよかったのです。でも自分には文法や基礎が足りないことがわかっていたので、いくらネイティブ的な発音ができたところで、自分の英語を高めることにはならないな、と思い始めていました。

自分の得意不得意ポイントが理解でき、ではレベルアップのためには何をすればいいか考えられるるようになったのは、学校へ通ったメリットです。

 

学校へ通い出してから、自分にはもっと読み書きの訓練が必要だ! と強く思うようになりました。そこでなるべく英語で書かれたサイトの記事や本を読むようにしてみました。

 

この頃読んだ英語の本を一部ご紹介します。主に児童書やティーン向けの本で、比較的読みやすいものばかりで、英語学習者におすすめです。

 

"A Monster Calls " by Patric Ness

悲しくも美しい話。文章に無駄がなく、当時の私の英語力でも心に突き刺さる鋭さと繊細さを併せ持つ小説でした。読み終えた後は、心にずっしり余韻が残ります。簡単に泣ける、というのとは違う、もろく儚い切なさ。でも最後に一筋の光をうっすら感じ取れる。ハッピーエンドではないし、よくある最後に希望が、というのともちょっと違う。そこがこの小説に、奥行きと重厚感を与えていると思います。映画化もされましたね。

 

 

 

"Diary of a Wimpy Kid"  by Jeff Kinney

大ヒット漫画。意外にためになります。

 

 

" Walk two moons "   by Sharon Creech HarperCollins

Kindleでおすすめに入っていた児童書です。泣けます。実は悲しすぎる設定(後半で明らかになる)なのに、優しい情景がイキイキと浮かびます。ロードストーリー的要素あり、謎解き要素もあり、もちろん青春小説の要素もあり、ぐいぐい引き込まれます。

 

"Wonder" by R. J. Palacio

ジュリア・ロバーツが母役で映画化され、ご存じの方も多いと思います。原書で読まれることをおすすめします。平易な英語で読み進めやすいです。障がいのあるなしに関わらず、思春期の微妙な友人関係や葛藤に胸が締め付けられました。ちょうどこの頃、長男が主人公と同い年だったので、重ね合わせて読みました。

 

Wonder

Wonder

Amazon

 

 

 

 

以前から時々英語の小説など読んではいたのですが、こうやって集中的に英語の小説を読むようになり、翻訳に興味が出てきました。

 

そして3ヶ月のビジネス英語講座を終え、私は翻訳者養成講座の一番下のクラスへ進級することにしました。

一番下のクラスとはいえ、毎回課題がどっさり出て、バイトと家庭と両立するのが大変でした。でもすごく充実感がありました。あんなに集中して、いろんなジャンルの英文を読み込んだのは初めての経験でした。

翻訳クラスへ進級してしばらくすると、英文を読むのが早くなったかも、と思えるようになりました。並行してTOEICの勉強もしていたのですが、最後の長文がすらすら頭に入っていく感覚がありました。これまでは時間内に長文を読み終えるのもままらならなかったのに、大進歩です。

 

 

 

よし、そろそろ力試しをしてみよう。

2014年10月26日、TOEICを受験しました。